[南部アフリカ・クラスター第8回研究会]「Land and Agrarian Reform in Zimbabwe: Social and Structural Implications」Sam Moyo(第35回Kyoto University African Studies Seminar (KUASS)との共催、2015年03月07日開催)

日 時:2015年3月7日(土) 16:00~18:00
場 所:京都大学稲盛財団記念館3階小会議室2

プログラム

演 題:Land and Agrarian Reform in Zimbabwe: Social and Structural Implications

要旨 <発表要旨(PDF)>

[政治・国際関係ユニット第13回研究会/第23回公開ワークショップ]「ジンバブエにおける土地と農業改革:社会構造的含意」(2015年3月9日開催)

日時:2015年3月9日(月)16:00~18:00
場所:東京大学駒場キャンパス18号館4階コラボレーションルーム1
(アクセスhttp://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/map02_01_j.html

共催:
日本アフリカ学会関東支部
東京大学大学院総合文化研究科「人間の安全保障」プログラム (HSP)グローバル地域研究機構(IAGS) アフリカ地域研究センター

プログラム

タイトル:ジンバブエにおける土地と農業改革:社会構造的含意
発表者:サム・モヨ(アフリカ農業研究所教授、ジンバブエ)

司会:峯陽一(同志社大学教授)
使用言語:英語

[第5回公開講演会/第19回全体会議]「現代アフリカの暴力を考える:大規模紛争からテロリズムの時代へ」(2015年1月24日開催)

日時:2015年1月24日(土) 15:00-17:00
場所:京都大学稲盛財団記念館3階会議室

現在のアフリカでは、大規模な紛争が多発した1990年代〜2000年代初頭の状況が大きく変化して、武装勢力が小規模化すると同時に国境を超えて拡散し、テロリズムが台頭しています。この講演会では、報道界の現場で長く活躍されてきた講師をお招きして、アフリカにおける安全保障上の脅威の変質、そしてアフリカ社会の伝統的な紛争解決方法の限界と希望について話していただきました。

講師の白戸圭一さんは、現在、三井物産戦略研究所・国際情報部・中東アフリカ室・主任研究員で、以前は毎日新聞外信部記者をされていました。とくに、ヨハネスブルク支局特派員や北米総局ワシントン特派員を歴任されています。著書の「ルポ資源大陸アフリカ 暴力が結ぶ貧困と繁栄」(2009年、東洋経済新報社)は、第53回日本ジャーナリスト会議賞受賞を受賞しています。

プログラム

15:00-15:10
趣旨説明 太田至(京都大学) 
15:10-16:30
「現代アフリカの暴力を考える:大規模紛争からテロリズムの時代へ」白戸圭一(三井物産戦略研究所)
16:30-17:00 質疑応答

[政治・国際関係ユニット第12回研究会]「成果出版に向けた構想発表会」(2015年1月24日開催)

日時:2015年1月24日(土)
場所:京都大学稲盛財団記念館3階、中会議室

プログラム

成果出版にむけた構想発表と打ち合わせ

報告

執筆者が、これから完成させる原稿のアウトラインを説明し、参加者で原稿の内容を検討した。また、章構成や本のタイトルを検討し、今後のスケジュールについても打ち合わせた。

[第19回全体会議/第5回公開講演会]「現代アフリカの暴力を考える:大規模紛争からテロリズムの時代へ」(2015年1月24日開催)

日時:2015年1月24日(土) 15:00-17:00
場所:京都大学稲盛財団記念館3階会議室

現在のアフリカでは、大規模な紛争が多発した1990年代〜2000年代初頭の状況が大きく変化して、武装勢力が小規模化すると同時に国境を超えて拡散し、テロリズムが台頭しています。この講演会では、報道界の現場で長く活躍されてきた講師をお招きして、アフリカにおける安全保障上の脅威の変質、そしてアフリカ社会の伝統的な紛争解決方法の限界と希望について話していただきました。

講師の白戸圭一さんは、現在、三井物産戦略研究所・国際情報部・中東アフリカ室・主任研究員で、以前は毎日新聞外信部記者をされていました。とくに、ヨハネスブルク支局特派員や北米総局ワシントン特派員を歴任されています。著書の「ルポ資源大陸アフリカ 暴力が結ぶ貧困と繁栄」(2009年、東洋経済新報社)は、第53回日本ジャーナリスト会議賞受賞を受賞しています。

プログラム

15:00-15:10
趣旨説明 太田至(京都大学) 
15:10-16:30
「現代アフリカの暴力を考える:大規模紛争からテロリズムの時代へ」白戸圭一(三井物産戦略研究所)
16:30-17:00 質疑応答

[経済・開発ユニット第12回研究会]「成果出版にむけた構想発表第4回」(2015年1月24日開催)

日時:2015年1月24日(土)
場所:京都大学稲盛財団記念館3階、小会議室1

プログラム

成果出版にむけた構想発表と本の構成についての議論

報告

執筆予定の12名があらかじめ論文の章立てと要旨を提出し、これから完成させる原稿のアウトラインを説明した。参加者で原稿の内容を検討したうえで、部構成や本のタイトルを検討し、今後のスケジュールについても打ち合わせた(大山修一)。

[第4回アフリカの紛争と共生 国際フォーラム(ヤウンデ)](2014年12月04‐05日開催)

20141204-3

日 時:2014年12月4~5日
場 所:カメルーン・ヤウンデ、Tou’Ngou Hotel

概要

20141204-2

本プロジェクトでは「アフリカ紛争・共生フォーラム」を毎年1回、アフリカで開き、アフリカ諸国の研究者や実務者とともに国際的な議論を深めています。初年度の2011年12月にはナイロビで第1回、2012年12月にはハラレで第2回、2013年12月にはジュバで第3回と継続してきましたが、第4回は西に場所を移して、2014年12月にヤウンデで開催しました。このフォーラムは、これまでに日本人研究者が構築してきたヤウンデ第1大学人類学科との緊密な協力関係のもとで実現しました。

ヤウンデ・フォーラムでは、中部・西部アフリカを対象として研究を続けてきたアフリカ人9人(基調講演をふくむ)と日本人6人の口頭発表がありました。また、いままでの3回の「紛争・共生フォーラム」において継続的に重要な役割を果たしてきたアフリカ人研究者4人と、この研究プロジェクトの主要メンバーである日本人6人もコメンテータとして参加しました。そして、これまでに開催した3回のフォーラムの成果を踏まえつつ、紛争解決と共生の実現のために活用できる「アフリカの潜在力」とは何かについて、多様な視点から活発な意見交換がおこなわれました。

フォーラムでは、最初に研究代表者の太田至が趣旨説明をおこなったあと、マケレレ大学のエドワード・チルミラさんから、これまでに開催した3回のアフリカ・フォーラムおよび「アフリカの潜在力」研究プロジェクト全体に対して、批判的なコメントをいただきました。チルミラさんは、アフリカの潜在力という考え方に対して、それをロマン化、技術化(コンパートメント化)、あるいは本質化することなく、批判的な検討をくわえながらこの概念を鍛え、実践につなげてゆくことの重要性を論じました。

20141204-3

次には、ケープタウン大学のフランシス・ニャムンジョさんに「Incompleteness: Frontier Africa and the Currency of Conviviality」と題するキーノート・スピーチをしていただきました。ニャムンジョさんはカメルーン出身の人類学者で、カメルーンの首長制の近代的な展開や都市における人々の移動性、南アやボツワナにおける人種や国籍の問題など、ひろいテーマに関して縦横に議論を展開しており、アフリカの中堅世代を代表する知性の一人です。このキーノートでは、彼の議論の中心概念のひとつである「conviviality」について、エイモス・チュツオーラの『やし酒飲み』の登場人物が常に転成を繰り返すことに見られる流動性や可変性、アフリカ人のフロンティア的な存在のあり方との関連において語り、「convivialityとは、存在が不完全であるという現実を認識し、それに対応した生き方をすることにほかならない」と結論づけました。彼の「conviviality」の概念は「アフリカの潜在力」を考えるためのおおきな理論的支柱となると思います。

今回のヤウンデ・フォーラムでも、いままでのフォーラムと同じように、参加する人びとには、まえもって以下の五つの質問を送りました。そして発表者には、自分の調査地での経験をもとにしながら、この質問に答えるかたちで2000~3000語のメモを用意してもらい、それをもとにして焦点の定まった議論をすることを試みました。

  1. 紛争の解決や社会的な和解と癒しのために有効に利用することができる「アフリカの潜在力」とは何か。「アフリカの潜在力」とはあいまいで多面的、かつ問題のある概念でありうるし、保守的、リベラル、あるいはラディカルなイデオロギーを内包しうる。
  2. 「アフリカの潜在力」は、紛争解決の過程において、どのように機能しうるか。
  3. 紛争解決と正義の実現のためには、グローバルで普遍的なシステムが利用されることが一般的であるが、「アフリカの潜在力」は、そうしたシステムとどのように接合できるのか。ローカルな正義はしばしば「政治的に正しくない劣悪な習慣」と表現されることがあるが、「アフリカの潜在力」は、人権を擁護しつつ、ローカルに通用する正義と普遍的な正義との両方を、どのようにして同時に達成しうるのか。
  4. 「アフリカの潜在力」には有害な慣行がふくまれることもある。こうした負の側面が紛争を拡大してしまうことはないのか、その場合、それはどのように対処しうるのか。
  5. 中部・西部アフリカの紛争パターンに、アフリカのほかの地域とは異なった独自のものがあるとしたら、それはどのようなものか。
  1. What are African Potentials that can be utilized for conflict resolution, reconciliation and social healing? (the concept of African Potentials could be ambiguous, multifaceted and problematic including conservative/liberal/radical ideologies.)
  2. How can they work in a conflict resolution process?
  3. How can African Potentials be articulated with global/universal system of justice and conflict resolution and how could they satisfy both of local and universal justice and protect human rights at once in addressing “bad, politically incorrect customs”?
  4. African Potentials may include negative aspects. How those negative aspects cause situation of conflict worsen and how can they be dealt with?
  5. What are unique conflict patterns, if any, in West and Central African contexts that are different from those in other African regions?

キーノート・スピーチのあと、フォーラムでは5つのパネルにわかれて合計14件の口頭発表がありました。プログラムは以下のとおりです。

口頭発表のなかでは多くの具体的な論点との関連において、紛争解決と共生の問題が議論されました。たとえば、多民族状況や先住性、家族や出自集団の役割、葬送儀礼や呪術、首長制、紛争後社会における国家と社会、若者たちが果たす役割などです。

以下に掲載するのは、こうした口頭発表と議論から導き出された論点をまとめたものです。フォーラムの最後の総合討論では、この論点を参照しながら議論をかわしました。

議論された主要な課題

  1. Are TCRMs (“Traditional Conflict Resolution Mechanisms”) useful? If so, how and where? Traditional leaders, marriages, gift exchange, family, rituals, and even witchcraft. What can be a common thread?
  2. Cameroon seems to be peaceful, relatively speaking, both at local and national levels. How conflicts are contained without developing into more violent ones (Farmers – hunter-gatherers – (migrant traders) – rival ethnic groups).
    Also, farmer–herder relationship in Niger, witchcraft accusations in Nigeria, Muslim–non-Muslim relationships.
  3. The Regional context: Central & West Africa (Cameroon, the two Congos, Nigeria, Niger, Sierra Leone, Burkina Faso). Is there a regional context?
    Comparison with other regions, East, North-East and the Southern Africa. Common and different features.
  4. Angry and hungry youths and conflict: their agency. Vanguard or Vandals? (not adequately argued in the past African fora)
    Street gangs, “vagabonds,” village vigilantes, militias, and soldiers. Their social inclusion/exclusion. Seeking for ranks and titles, …
  5. Historical perspective, or historicizing conflicts, especially from a perspective of the globalized economic system. 25 years have passed since 1989, the turning point of world history. Or, more than 3 decades since the time of SAPs. Neo-liberalism and globalization in Africa already have their own history.
  6. Structure and agency
    Different structures and agencies, in relation to conflicts, need to be identified and classified.
    Traditional/modern, rural/urban, national/transnational.
    Is co-existence/cohabitation possible among social groups whose relations are asymmetrical and unequal? (“Can masters and slaves co-exist?”)
  7. The role of diaspora. A new topic brought to our attention during this forum. Distant nationalism, remittance and investment, circular movements … A part and parcel of “African Potentials”?
  8. Conviviality and Incompleteness: A new understanding of “African Potentials”?
    Is it a liberation/emancipation from the obsession, imposed by West, of completeness and rationality? Is there a danger that it would be considered a new version of neopatriomonial state model? That is, “Africa works,” irrespective of, or to be exact, because of a variety of incompleteness.

プログラム

The Forth Forum on “Comprehensive Area Studies on Coexistence and Conflict Resolution Realizing ‘African Potentials’”

December 5 (Fri.)
9:30 – 9:40 Opening Remarks
Prof. Itaru Ohta (The Center for African Area Studies, Kyoto University, Japan)
9:40 – 9:55 Welcome Address
Prof. Mbonji Edjenguèlè (Department of Anthropology, University of Yaoundé I, Cameroon)
9:55 – 10:05 Special Remarks on ‘African Potentials’ Project
Prof. Edward K. Kirumira (College of Humanities and Social Sciences, Makerere University, Uganda)
10:05 – 10:10 Introduction of the Keynote Speaker
Prof. Motoji Matsuda (Graduate School of Letters, Kyoto University, Japan)
10:10 – 11:00 Keynote Speech
Prof. Francis B. Nyamnjoh (Department of Social Anthropology, University of Cape Town, South Africa) Incompleteness: Frontier Africa and the Currency of Conviviality
11:00 – 11:10 Coffee/tea break

11:10 – 12:45 Panel 1: Conflict and Coexistence in Multi-Ethnic Societies
Chair: Prof. Sam Moyo (The African Institute for Agrarian Studies, Zimbabwe)
 
1)Prof. Godefroy Ngima Mawoung (University of Ngaoundéré, Cameroon)
Bantu Bakola/Bagyelli: A Secular Permanent Conflictual Cohabitation
2)Dr. Takanori Oishi (The Research Institute for Humanity and Nature, Japan)
Land Conflict in Multi-Ethnic Context: Trans-Ethnic Negotiation and Cultural Transmissions in the Expansion Process of Cocoa Farming in Southeastern Cameroon
3)Prof. Shuichi Oyama (The Center for African Area Studies, Kyoto University, Japan)
Importance of Meeting and Mediators Concerned with Local Conflicts of Nigerien Sahel, West Africa: From Viewpoints of Neutralization, Gratitude and Giving-Receiving Customs
*Comments on Session 1
Prof. Gebre Yntiso (College of Social Science, Addis Ababa University, Ethiopia)
Prof. Daiji Kimura (The Center for African Area Studies, Kyoto University, Japan)
12:45 – 14:00 Lunch break
 

14:00 – 15:50 Panel 2: Conflict and Resolution from Micro Perspectives
Chair: Prof. Kennedy Mkutu (United States International University, Kenya)
1)Prof. Honoré Mimche & Dr. Blaise Nguendo Yongsi (Institut de Formation et de Recherche Démographique, Cameroon)
Family as Space of Conflicts Resolution in African Traditional Societies
2)Prof. Luc Tamba Mebenga (Department of Anthropology, University of Yaoundé I, Cameroon)
Seeking Peace through the Bëti Funeral Rites in South Cameroon
3)Prof. Hidetoshi Kondo (College of Foreign Studies, Kansai Gaidai University, Japan)
Magical Turn of Relations: Rethinking Conflicting Relationships in the Study of African Witchcrafts
*Comments on Session 2
Prof. Edward K. Kirumira
Prof. Itaru Ohta
15:50 – 16:10 Coffee/tea break
 

16:10 – 17:30 Panel 3: Violent and Non-Violent Conflicts in Congo and Cameroon
Chair: Prof. Shuhei Shimada (Graduate School of Global Studies, Tokyo University for Foreign Studies, Japan)
1)Prof. Rémy Bazenguissa-Ganga (École des Hautes Études en Sciences Sociales, France)
Democratization by Taking up Arms: Containing Violence in the Two Congos
2)Prof. Antoine Socpa (Department of Anthropology, University of Yaoundé I, Cameroon)
“Autochthons” and “Allochtons” divide, Ethnic Stereotypes and Social Conflicts in Cameroon
*Comments on Session 3
Prof. Sam Moyo
Prof. Eisei Kurimoto (Graduate School of Human Sciences, Osaka University, Japan)
December 6 (Sat.)
10:00 – 11:50 Panel 4: “Traditional” Authorities as Potential
Chair: Prof. Edward K. Kirumira
1) Prof. Hisashi Matsumoto (College of Education and Human Sciences, Yokohama National University, Japan)
Chieftaincy as an African Potential in Contemporary Nigeria: Reimagining Home among the Igbo Migrants from Southeastern Nigeria
2) Dr. Takao Shimizu (The Research Institute for Humanity and Nature, Japan)
Marginalized Muslim and Reproduction of Muslim in Burkina Faso
3) Dr. Ange Bergson Lendja (Université Paris 8, France) & Prof. Misa Hirano-Nomoto (The Center for African Area Studies, Kyoto University, Japan)
The Dynamics of Conflicts Resolution in Bamileke Chiefdoms in Cameroon: The State, Traditional Authority, and Supernatural Power
*Comments on Session 4
Prof. Kennedy Mkutu
Prof. Motoji Matsuda
11:50 – 13:30 Lunch break
 

13:30 – 15:20 Panel 5: Struggles of Youth for Survival in Conflict and Post-Conflict Societies
Chair: Prof. Gebre Yntiso
1) Dr. Hideyuki Okano (Osaka School of International Public Policy, Osaka University, Japan)
Public Authorization of an Informal Sector Activity: Institutionalization of Motorbike Taxi in Post-Conflict Sierra Leone
2) Dr. Daniel E. Agbiboa (Department of International Development, University of Oxford, UK)
Turning the Tide against the Boko Haram Insurgency: An Increasing Role for Local Youth
3) Dr. Cyril Obi (The Social Science Research Council, USA) & Dr. Godwin Onuoha (Princeton Institute for International and Regional Studies, Princeton University, USA)
Youth Conversations in a Post-Amnesty Niger Delta: An Analysis of the Potential for Sustainable Peacebuilding in Nigeria’s Oil-Rich Region
*Comments on Session 5
Prof. Shuhei Shimada
Prof. Yoichi Mine (Graduate School of Global Studies, Doshisha University, Japan)
15:20 – 15:40 Coffee/tea break
 

15:40 – 16:50 General Discussions
Chair: Prof. Eisei Kurimoto
16:50 – 17:00 Concluding Remarks
Prof. Itaru Ohta

[北東アフリカ・クラスター第7回研究会]「Valorization of origin based-products in Ethiopia: an option being considered for biodiversity conservation and local development」(2014年12月12日開催)

日時:2014年12月12日(金)14:00〜18:00
場所:京都大学稲盛財団記念館3階、小会議室II

プログラム

演題:Valorization of origin based-products in Ethiopia: an option being considered for biodiversity conservation and local development
講師:Presenter:Feleke Woldeyes Gamo
(Arba Minch University, Ethiopia / Kyoto University)

要旨

It is well recognized that conservation objectives cannot be achieved only through reserves that are often small, fragmented, isolated, poorly-protected and in most cases embedded within an agricultural landscape. As a result, the approach of conserving biodiversity while sustaining agricultural productivity, indigenous cultures, and rural livelihoods is increasingly being advocated. At the heart of this new approach is establishing an incentive system that aids in valorization of local products, associated biological resources and know-how. With the intention of examining the mechanisms already in place to valorize local resources and also the potential of the intended approach to serve the intended purpose, a study was made in Southwest Ethiopia. In the presentation, therefore, concepts on local products and their association to biological diversity, mechanisms and tools of valorization, and product promotion and protection tools will be addressed. Resources plants that were identified as suitable for promotion will be presented; their diversity-related role and trend of commercialization will be assessed. The presentation will conclude by summarizing the positive impacts of market-based incentives, the observed or speculated drawbacks and the likelihood of institutionalizing the market-based valorization scheme.

共催:
・ JSPS科研費補助金 基盤研究(A)「アフリカ在来知の生成と共有の場における実践的地域研究:新たなコミュニティ像の探求」

[第22回公開ワークショップ/北東アフリカ・クラスター第6回研究会]「農業革新と参加型アプローチ 」 (2014年11月25日開催)

日時:2014年11月25日(火)10:00〜17:00
場所:京都大学稲盛財団記念館3階、大会議室

「農業革新と参加型アプローチ」
本シンポジウムでは、政府開発援助でエチオピアにおいて実施されている「農民研究グループアプローチを通じた適正技術開発普及プロジェクト」から招いた4名のエチオピア研究者が、同プロジェクトが実践する農業研究の取り組みについて報告します。加えて日本国内やアフリカ、アジアの農村での研究実践についても事例を共有します。最後に、研究者と農民の関わり方や参加型アプローチの有効性とその制度化について全体で議論をおこないます。
研究者の方はもちろん、農業・農村開発に関心を持つ援助実務者や学生、一般の方のご参加をお待ちしています。

プログラム

10:00
白鳥清志(JICA)
趣旨説明

10:10
第一部「参加型アプローチと技術開発」
モデレーター:パパ・サリウ・サール(京都大学)

1-1. 「南部エチオピアでの農民参加型研究によるテフ、インゲンマメ、小麦の生産技術改善」
ファニュエル・ラーカマリアム(ワライタソド大学)

1-2. 「長野県中山間地の農業振興のためのトウガラシ伝統品種の再評価と新品種の開発」
松島憲一(信州大学)

1-3. 「理想的な住民主体の開発に向けての地域研究の役割について:ケニア西部における土壌流亡防止策を例に」
山根裕子(名古屋大学)

1-4. 「バングラデシュにおける実践的地域研究」
安藤和雄(京都大学)

12:10  昼食

13:30 第二部「参加型研究アプローチの制度化」
モデレーター:フェレケ・ウォルディエス・ガモ(アルバミンチ大学)

2-1. 「アダミツル農業試験場における研究者を対象とした農民研究グループ(FRG)アプローチ研修」
ケディル・ワコ(オロミア州アダミツル農業試験場)

2-2. 「アムハラ州における参加型研究:現状と課題」
ティライ・テクルウォルド(アムハラ州農業研究局)

2-3. 「エチオピアにおける農業研究の現状と参加型アプローチの可能性」
ダーウィット・アレム(エチオピア農業研究機構)

2-4. 「アフガニスタンにおける研究と普及の連携による農家への貢献」
鈴木正昭(JICAアフガニスタン国農業灌漑牧畜省組織体制強化プロジェクト・国際農林業協働協会)

15:30 コーヒーブレイク

16:00 第三部 総合討論「機能する参加型アプローチとは」
司会:重田眞義(京都大学)
コメント 荒木 茂(京都大学)

17:00 閉会

共催:
・ 独立行政法人国際協力機構(JICA)
・ JSPS科研費補助金 基盤研究(A)「アフリカ在来知の生成と共有の場における実践的地域研究:新たなコミュニティ像の探求」
・ JSPS科研費補助金 基盤研究(S)「アフリカの潜在力を活用した紛争解決と共生の実現に関する総合的地域研究」

[北東アフリカ・クラスター第6回研究会/第22回公開ワークショップ]「農業革新と参加型アプローチ 」 (2014年11月25日開催)

日時:2014年11月25日(火)10:00〜17:00
場所:京都大学稲盛財団記念館3階、大会議室

「農業革新と参加型アプローチ」
本シンポジウムでは、政府開発援助でエチオピアにおいて実施されている「農民研究グループアプローチを通じた適正技術開発普及プロジェクト」から招いた4名のエチオピア研究者が、同プロジェクトが実践する農業研究の取り組みについて報告します。加えて日本国内やアフリカ、アジアの農村での研究実践についても事例を共有します。最後に、研究者と農民の関わり方や参加型アプローチの有効性とその制度化について全体で議論をおこないます。
研究者の方はもちろん、農業・農村開発に関心を持つ援助実務者や学生、一般の方のご参加をお待ちしています。

プログラム

10:00
白鳥清志(JICA)
趣旨説明

10:10
第一部「参加型アプローチと技術開発」
モデレーター:パパ・サリウ・サール(京都大学)

1-1. 「南部エチオピアでの農民参加型研究によるテフ、インゲンマメ、小麦の生産技術改善」
ファニュエル・ラーカマリアム(ワライタソド大学)

1-2. 「長野県中山間地の農業振興のためのトウガラシ伝統品種の再評価と新品種の開発」
松島憲一(信州大学)

1-3. 「理想的な住民主体の開発に向けての地域研究の役割について:ケニア西部における土壌流亡防止策を例に」
山根裕子(名古屋大学)

1-4. 「バングラデシュにおける実践的地域研究」
安藤和雄(京都大学)

12:10  昼食

13:30 第二部「参加型研究アプローチの制度化」
モデレーター:フェレケ・ウォルディエス・ガモ(アルバミンチ大学)

2-1. 「アダミツル農業試験場における研究者を対象とした農民研究グループ(FRG)アプローチ研修」
ケディル・ワコ(オロミア州アダミツル農業試験場)

2-2. 「アムハラ州における参加型研究:現状と課題」
ティライ・テクルウォルド(アムハラ州農業研究局)

2-3. 「エチオピアにおける農業研究の現状と参加型アプローチの可能性」
ダーウィット・アレム(エチオピア農業研究機構)

2-4. 「アフガニスタンにおける研究と普及の連携による農家への貢献」
鈴木正昭(JICAアフガニスタン国農業灌漑牧畜省組織体制強化プロジェクト・国際農林業協働協会)

15:30 コーヒーブレイク

16:00 第三部 総合討論「機能する参加型アプローチとは」
司会:重田眞義(京都大学)
コメント 荒木 茂(京都大学)

17:00 閉会

共催:
・ 独立行政法人国際協力機構(JICA)
・ JSPS科研費補助金 基盤研究(A)「アフリカ在来知の生成と共有の場における実践的地域研究:新たなコミュニティ像の探求」
・ JSPS科研費補助金 基盤研究(S)「アフリカの潜在力を活用した紛争解決と共生の実現に関する総合的地域研究」