[北東アフリカ・クラスター第6回研究会/第22回公開ワークショップ]「農業革新と参加型アプローチ 」 (2014年11月25日開催)

日時:2014年11月25日(火)10:00〜17:00
場所:京都大学稲盛財団記念館3階、大会議室

「農業革新と参加型アプローチ」
本シンポジウムでは、政府開発援助でエチオピアにおいて実施されている「農民研究グループアプローチを通じた適正技術開発普及プロジェクト」から招いた4名のエチオピア研究者が、同プロジェクトが実践する農業研究の取り組みについて報告します。加えて日本国内やアフリカ、アジアの農村での研究実践についても事例を共有します。最後に、研究者と農民の関わり方や参加型アプローチの有効性とその制度化について全体で議論をおこないます。
研究者の方はもちろん、農業・農村開発に関心を持つ援助実務者や学生、一般の方のご参加をお待ちしています。

プログラム

10:00
白鳥清志(JICA)
趣旨説明

10:10
第一部「参加型アプローチと技術開発」
モデレーター:パパ・サリウ・サール(京都大学)

1-1. 「南部エチオピアでの農民参加型研究によるテフ、インゲンマメ、小麦の生産技術改善」
ファニュエル・ラーカマリアム(ワライタソド大学)

1-2. 「長野県中山間地の農業振興のためのトウガラシ伝統品種の再評価と新品種の開発」
松島憲一(信州大学)

1-3. 「理想的な住民主体の開発に向けての地域研究の役割について:ケニア西部における土壌流亡防止策を例に」
山根裕子(名古屋大学)

1-4. 「バングラデシュにおける実践的地域研究」
安藤和雄(京都大学)

12:10  昼食

13:30 第二部「参加型研究アプローチの制度化」
モデレーター:フェレケ・ウォルディエス・ガモ(アルバミンチ大学)

2-1. 「アダミツル農業試験場における研究者を対象とした農民研究グループ(FRG)アプローチ研修」
ケディル・ワコ(オロミア州アダミツル農業試験場)

2-2. 「アムハラ州における参加型研究:現状と課題」
ティライ・テクルウォルド(アムハラ州農業研究局)

2-3. 「エチオピアにおける農業研究の現状と参加型アプローチの可能性」
ダーウィット・アレム(エチオピア農業研究機構)

2-4. 「アフガニスタンにおける研究と普及の連携による農家への貢献」
鈴木正昭(JICAアフガニスタン国農業灌漑牧畜省組織体制強化プロジェクト・国際農林業協働協会)

15:30 コーヒーブレイク

16:00 第三部 総合討論「機能する参加型アプローチとは」
司会:重田眞義(京都大学)
コメント 荒木 茂(京都大学)

17:00 閉会

共催:
・ 独立行政法人国際協力機構(JICA)
・ JSPS科研費補助金 基盤研究(A)「アフリカ在来知の生成と共有の場における実践的地域研究:新たなコミュニティ像の探求」
・ JSPS科研費補助金 基盤研究(S)「アフリカの潜在力を活用した紛争解決と共生の実現に関する総合的地域研究」

カテゴリー: 北東アフリカ(地域別研究クラスター) パーマリンク