[第5回全体会議]「今年度の活動の総括と次年度に取り組むべき課題」(2012年03月29日開催)

日 時:2012年3月29日(木)10:00~14:30
場 所:京都大学 稲盛記念館 3階 中会議室

プログラム

10:00-10:30
事務連絡
10:30-11:30
「アフリカ紛争共生フォーラム(ナイロビ)の報告と議論のまとめ」
松田素二(京都大学)、栗本英世(大阪大学)
11:30-12:30
質疑応答
13:10-14:10
「政治・国際関係ユニット」の活動報告
遠藤貢(東京大学)、武内進一(JICA研究所)
「経済・開発ユニット」の活動報告
高橋基樹(神戸大学)
「生業・環境ユニット」の活動報告
山越言(京都大学)
「社会・文化ユニット」の活動報告
松田素二(京都大学)
14:10-14:30
来年度にむけて事務局からユニットとクラスターへのお願い

報告

今年度最後の全体会議では、まず松田素二氏と栗本英世氏が、2011年12月2日から4日にかけてナイロビで開催された「アフリカ紛争・共生フォーラム」の内容と成果を報告した。フォーラムに参加したアフリカ人の研究者や活動家にとって、「アフリカの潜在力を用いて紛争を解決する」という考えは常識であり出発的である、という認識が確認されたとともに、フォーラムでの議論の対象は、その潜在力を実践で活用するときに直面する困難にどのように対処すればいいのか、という点に置かれていたことが報告された。また、アフリカの出席者からは、このフォーラムにより「紛争と共生」をめぐる論点がクリアになり有意義だったという評価が多く、次年度からの「アフリカ紛争・共生フォーラム」でも、今回のフォーラムで議題となった内容をベースに議論を進めていけばよいのではないか、そして、今回の参加者の一部には今後も本プロジェクトにかかわってもらい、次回以降のフォーラムにも参加してもらうことが望ましいのではないか、という指摘された。

次に、「政治・国際関係」「経済・開発」「生業・環境」「社会・文化」ユニットの各世話人(ただし「政治・国際関係」ユニットは遠藤貢氏が欠席のため、代理で武内進一氏)から、今年度の活動内容とそこから浮かび上がってきた論点について報告があった。それに対して代表者の太田至氏から、次年度以降、各ユニットに重点的に取り組んでもらいたい課題が提示された。(佐川徹)

カテゴリー: 全体会議, 研究活動 パーマリンク