[生業・環境ユニット第7回研究会/第14回公開ワークショップ]山本佳奈「共有地をめぐる住民の対立―タンザニア農村の季節湿地における耕地拡大」(第196回アフリカ地域研究会との共催、2013年06月20日開催)

日時:2013年6月20日(木)15:00〜17:00
場所:京都大学稲盛財団記念館 中会議室

プログラム

「共有地をめぐる住民の対立―タンザニア農村の季節湿地における耕地拡大」
山本佳奈(日本学術振興会特別研究員(PD)/京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科)

要旨

アフリカ各地に分布する湿地の大部分は、地域住民が共同で利用する共有地として存在してきたが、近年になって耕地が拡大し、世帯ごとに囲い込まれる傾向にある。湿地の耕地化はしばしば人々の間に利害関係を生みだし争いの種にもなっている。本発表ではタンザニア農村の季節湿地で耕地が拡大した経緯と背景を示しつつ、その過程で環境利用をめぐり争いながらも現状に合った共有地のあり方を模索していく人々の姿を明らかにする。

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