武内 進一

これまでルワンダやコンゴ民主共和国など、中部アフリカフランス語圏諸国を中心として、紛争と平和構築の問題を勉強してきました。特にルワンダについては、1994年のジェノサイドに至る歴史を踏まえて、その後の国家建設・平和構築の過程について観察を続けています。最近の研究関心は紛争によって生じる土地問題です。武力紛争を経験した中部アフリカ諸国では、難民や帰還民の移動、あるいは政治権力の変化などのために、土地をめぐる紛争が頻発しています。これを他地域の事例と比較検討したいと考えています。