日時:2018年3月3日(土)14:00~17:00
場所:京都大学稲盛財団記念館3階中会議室
(以下敬称略)
今回の全体会議は、7斑の班長(1名は班長代理)と総括分担者、事務局メンバーが参加し、班長会議という形式で開催された。研究代表者の松田素二が下記に示すような報告をおこない、それに答える形で各班長が意見を出し合い、プロジェクトの進め方について議論がおこなわれた。
1.国際発信
最初に研究成果の国際発信について報告があった。2017年度の国際発信実績(ヨーロッパアフリカ学会、全米アフリカ学会)と2018年度の国際発信予定(世界社会科学フォーラム、国際民族学人類学連合)が報告された。
2.アフリカ潜在力フォーラム
南アフリカのグラハムズタウンで開催されたアフリカ・フォーラムについて成果を含めて詳しく報告があった。その後、来年度のアフリカ・フォーラム(アクラ、ガーナ12月)の基調講演者とアフリカ側報告者の選定を進めていることが説明され、各班長に報告者候補のリストアップが依頼された。また、2016年度のカンパラ・フォーラムの成果出版(African Study Monographs Supplementary Issue 56)についても言及があった。
2019年1月に京都で開催予定の京都シンポジウムについても説明があった。このシンポジウムが若手中堅中心の国際交流セミナーと位置づけられることが説明され、各班長にアフリカ人若手中堅研究者の招へい者候補、日本側参加者候補の検討が依頼された。
3.他地域研究連携
今年度の他地域研究連携(日本オセアニア学会との合同シンポジウム)と来年度の予定(東南アジア学会との連携、2018年5月)について報告があった。
4.班活動
来年度予算と全体会議の日程が報告され、来年度以降のプロジェクトの方向性について話し合われた。議論に先立ち、研究代表者の松田素二がプロジェクトの進め方に関する考えを述べた。そして、その要望を踏まえて、各班長が班会議の進捗状況や来年度の進め方について意見を述べた。これまでと同じように個別報告路線を継続するか、班を超えた焦点化、共有化を始めるかについて議論され、もう1年個別報告路線を継続することが決められた。その一方で、他班との相互乗り入れ、複数班による協同開催を推奨することも確認された。
(市野進一郎)