アフリカの人口は、2050年には25億人を超え、世界の約4分の1の人口を占めると予想されています。アフリカには石油や天然ガス、レアメタルなどの豊富な鉱物資源があり、今世紀に入ると高い経済成長率を達成してきました。アフリカは、今日、グローバル経済の最後のフロンティアともいわれています。
2019年8月に横浜で開催された「第7回アフリカ開発会議(TICAD7)」では、アフリカの開発=発展のために民間の協力と関与を重視する姿勢があらためて強調されました。しかし現実には、日本社会にとってアフリカは地理的に遠いだけではなく、歴史的・心理的にも依然として遠い世界であり続けています。両者がより緊密に交流し、支え合い、相互の長所を活かすような関係はどのようにして築くことができるでしょうか。今後、アフリカと日本のあいだに協力関係を構築してゆくためには何が必要なのでしょうか。
本講演会では、こうした問いに答えるために、アフリカと日本は、お互いにどのような潜在力を持っているのか、それはどのように繋がってゆくことができるのかについて、この問題を深く考え実践してきたウスビ・サコ 京都精華大学長の経験から学びたいと思います。
日時:2020年01月26日(日)15:00〜17:00
場所:京都大学稲盛財団記念館3階 大会議室
(所在地: 京都市左京区吉田下阿達町46)[MAP]
対 象:どなたでもご参加いただけます
定 員:先着80名
参加費:無料
お申込:不要
講 師:
ウスビ・サコ(京都精華大学長)
コメンテーター:
和崎 春日(中部大学 教授)
「在日・在中アフリカ人から見たアフリカ-アジア関係」の視点から
司会:
松田 素二(京都大学文学研究科 教授・「アフリカ潜在力」プロジェクト代表)
主 催:
日本学術振興会科学研究費補助金・基盤研究(S)「「アフリカ潜在力」と現代世界の困難の克服:人類の未来を展望する総合的地域研究」(代表者:松田 素二)
共 催:
京都大学アフリカ地域研究資料センター