シンポジム
アフリカにおける女性兵士―エチオピアとウガンダの事例から
日時:2017年1月29日(日)13:00 – 16:00
場所:京都大学稲盛財団記念館3階中会議室
報告1:クリスティン・ムババジ・ムピャング(マケレレレ大学)
「神の抵抗軍(LRA)の元少女兵士たち―ウガンダ北部における戦争の経験、社会への再統合とサバイバル」
報告2:眞城百華(上智大学)
「エチオピア・ティグライ人民解放戦線の女性兵士:武力闘争と女性解放」
コメンテータ:武内進一(アジア経済研究所)、林田敏子(摂南大学)
使用言語:日本語+英語(報告1は英語で日本語での要旨通訳つき、討論部分の通訳あり)
主催:「『アフリカ潜在力』と現代世界の困難の克服:人類の未来を展望する総合的地域研究」(科研基盤(S))ジェンダー・セクシュアリティ班
趣旨:アフリカにおける紛争では、多くの国で女性が兵士として戦闘に参加してきたが、その事実はあまり知られていない。女性たちはいかなる理由で兵士となり、戦場でいかなる経験をしたのだろうか。また、女性兵士の存在は社会にいかに受容され、ジェンダー関係にどのような影響を及ぼしたのだろうか。
本シンポジウムでは、ウガンダとエチオピアの内戦を取り上げ、両国における女性兵士の経験(動員や志願、戦場での経験、戦後の社会統合など)の検討をつうじて、アフリカの紛争をジェンダーの視点から再考する。さらに、世界諸地域の女性兵士の問題との比較も試みてみたい。