高橋 基樹 (Takahashi Motoki)

Takahashi Motoki 京都大学 大学院アジア・アフリカ地域研究研究科
専門 広くアフリカの開発について、その課題やなすべき対策、また外部のパートナーがすべきこと、すべきでないことについて研究してきました。単に経済開発だけではなく、社会制度や人間の関係・行動の変化に関心を持っています。現在は、市場経済がアフリカの国々に及ぶなかで、国家と人々の経済活動の相互関係がどのように変化しているのか、という問題関心から、人々の国家の経済的役割についての認識のあり方や、自生的企業のフォーマル化(国家による認知)を経た発展に関心を持っています。
主な著書
  • Kitagawa, Katsuhiko, and Motoki Takahashi eds. 2016 Contemporary African Economies: A Changing Continent under Globalization African Development Bank xii+388pp.
  • 高橋基樹・大山修一編著 2016、『開発と共生のはざまで-国家と市場の変動を生きる』(アフリカ潜在力シリーズ 太田至 総編集 第3巻)京都大学学術出版会.xi+428pp.
  • 高橋基樹、2015、「現代アフリカ国家の特質―その歴史的・包括的理解に向けて―」『国民経済雑誌』211巻1号 pp.3-38.
  • 高橋基樹、2015、「アフリカ開発援助における日本の役割―イギリスとの比較を通じて―」 黒崎卓・大塚啓二郎『これからの日本の国際協力―ビッグ・ドナーからスマートドナーへ―』 日本評論社 pp.65-95。
  • TAKAHASHI, Motoki, 2015, “Towards Development Cooperation as Inter-Cultural Dialogue: ODA and Japan’s Experience of ‘Self-Help’ ” PFUR Bulletin of International Relations (People’s Friendship University, Russia) vol.15 issue 1, pp.5-14.
  • 北川勝彦・高橋基樹編著 2014、『現代アフリカ経済論』 ミネルヴァ書房 x+395P.
  • 高橋基樹、2012、「多重乖離型経済<体制>としてのケニア:寡頭支配と『部族』主義のポリティカル・エコノミー」(招待論文) 『比較経済研究』第49巻第2号(2012年6月)pp.1-14。
  • 高橋基樹、2012、「アフリカにおける『部族』主義のメカニズム:考察の枠組みと分析の課題」 『国民経済雑誌』第206巻第4号 pp.19-52。
  • 西川潤・下村恭民・高橋基樹・野田真里編著 2011、『開発を問い直す-転換する世界と日本の国際協力-』 日本評論社 vi+327P.
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