村尾 るみこ (Murao Rumiko)

  総合地球環境学研究所
専門 ザンビアとアンゴラにくらす難民・帰還民が住む農村でフィールドワークを続けてきました。南部アフリカでは紛争が長期化した国が多いですが、多くの人びとは農村で生活を再建しており、難民・帰還民とも判別できない状態にあります。しかし、彼らと長くつきあってみると、平穏に見える生活の背景に、耐え難い逃亡の経験があることと、現代の南部アフリカ社会の変動のなかで彼らが新たな困難を抱えている側面が見えてきます。そうした実態を生計活動の実態から追究しています。
主な著書
  • 村尾るみこ 2016.「第11章 限界を生きる焼畑農耕民の近現代史―ザンビア西部のキャッサバ栽培技術を中心に」小松かおり・藤本武・石川博樹『食と農のアフリカ史』昭和堂、pp.273-288.
  • Rumiko Murao 2014. “Land use of Angolan Immigrants in Western Zambia: Rethinking the Autonomy of Self-settled Refugees for Coexistence in Host Country.”MILA (A Journal of Institute of African Studies, University of Nairobi) pp.59-67
  • 佐藤靖明・村尾るみこ編2014.『衣食住からの発見』古今書院
  • 村尾るみこ 2013.「ザンビア西部に住むアンゴラ難民の生計戦略と今後のアフリカ研究と協力についての提言」ARDEC48. pp.20-25.
  • 村尾るみこ 2012.『創造するアフリカ農民』昭和堂
  • 村尾るみこ 2012. 「アンゴラ移住民のマーケット活動」大林稔・西川潤・阪本久美子編.『新生アフリカの内発的発展』昭和堂、pp.125-145.
  • 村尾るみこ 2012.「アンゴラ定住難民の生存戦略は持続可能か」山北輝裕・内藤直樹編. 『社会的包摂と排除の人類学』昭和堂、pp.125-145.
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