溝辺 泰雄 (Mizobe Yasu’o)

  明治大学 国際日本学部
専門 アフリカの近現代史が専門です。特に、19世紀後半以降のアフリカで「近代化」がどのようにおこなわれていったのかを、主に英語圏西アフリカ(現在のガーナ、ナイジェリア、シエラレオネなど)で発行されていた新聞や雑誌などの文字メディアを通して学んでいます。また、最近では20世紀初頭以降の日本とアフリカの関係史についても関心をもっており、特に第二次世界大戦およびその前後の期間の「アフリカにおける日本(人)」について調査を進めています。
主な著書
  • 溝辺泰雄 2017. 植民地前半期に構想された「アフリカ独自の近代化」における「発展」概念の史的考察:イギリス領ゴールドコースト(現ガーナ)の現地エリートS.R.B.アットー=アフマの思想から『明治大学人文科学研究所紀要』80: 印刷中.
  • Mizobe, Y. 2017. History of Intellectual Relations between Africa and Japan During the Interwar Period as Seen Through Takehiko Kojima’s African Experience of 1936.『明治大学国際日本学研究』9: 印刷中.
  • 溝辺泰雄 2016. 脱植民地化のなかの農業政策構想:独立期ガーナの政治指導者クワメ・ンクルマの開発政策から.石川博樹・小松かおり・藤本武 編『食と農のアフリカ史:現代の基層に迫る』291-309.(総ページ 384ページ)昭和堂.
  • Mizobe, Y. 2015. Japanese Newspaper Coverage of Africa (and African Soldiers) during World War II: The Case of the Tokyo Nichi Nichi (Mainichi) Shimbun, 1939-1945. In Chuku, G. ed. Ethnicities, Nationalities, and Cross-Cultural Representations in Africa and the Diaspora. Carolina Academic Press. 163-182.
  • 溝辺泰雄 2014. 植民地支配.『アフリカ学事典』148-151. 昭和堂.
  • Mizobe, Y. 2012. The African Press Coverage of Japan and British Censorship during World War II: A Case Study of the Ashanti Pioneer, 1939–1945. Tinabantu: Journal of African National Affairs 4(2): 26-36.
  • 溝辺泰雄 2011. 帝国による『保護』を巡る現地エリートの両義性:初期植民地期・イギリス領ゴールドコーストの事例から. 北川勝彦・井野瀬久美恵 編『アフリカと帝国』204-224. (総ページ322ページ)晃洋書房.
  • Mizobe. Y. 2007. A Survey of Gold Coast (Southern Ghanaian) Newspapers in the Latter Half of the Nineteenth Century. Cape Town: Centre for Advanced Studies of African Society. 46pp.
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