宮地 歌織 (Miyachi Kaori)

Miyachi Kaori 佐賀大学芸術地域デザイン学部・客員研究員
専門 ケニアにおける女性の健康をテーマに調査研究を行っています。大学院生当時は、西部におけるグシイの人々におけるリプロダクティブ・ヘルスに関するテーマ(家族計画や女子割礼)について取り組んでいました。最近はアフリカにおける高齢化をテーマに、ケニア海岸部のクワレも含め、農村部における女性を対象とした調査を行っています。アフリカにも急激な高齢化が訪れることが予想されていますが、まだ国が発展途上のため、十分な調査研究がなされていない分野です。日本でもまだ「老年学」は新しい分野なので、高齢になっても安心して質が保てるような生活ができるために、アフリカと日本におけるこの研究の重要性を感じています。
主な著書
  • 【論文】
    2016年11月 (特集TICAD VIの機会にアフリカの開発を考える)「ケニアにおける高齢化――農村における女性たち」『アジ研ワールドトレンド』253号, pp.10-13 アジア経済研究所
  • 2014年3月 Cultural Transformation: Socio-cultural Aspects of Female Circumcision among the Gusii People in Kenya, Nilo-Ethiopean Studies, vol. 19, 1-15.
  • 2014年3月 「ケニアにおけるHDSS(Health Demographic Surveillance System)を活用した妊婦に関する人類学の予備的調査について」『佐賀大学全学教養機構紀要』2号, 43-50.
  • 2013年1月 「人の誕生をはかるモノサシ」『フィールド プラス』9号,7, 東京外国語大学アジア・アフリカ研究所
  • 2005年7月  「海外情報ケニア」『季刊セクシュアリティ』22号, 166-169, エイデル研究所
  • 2003年8月 「ケニア・グシイ社会における『女子割礼』をめぐる現代的諸相」『社会人類学年報』,30号,121-144, 弘文堂
  • 【学会発表】
    2012年4月  HDSS(人口動態システム)における妊産婦に関する人類学的調査について‐ケニア・ビタ県を事例として-,宮地歌織,第21回ナイル・エチオピア学会学術大会(京都大学)
  • 2011年11月  Applying Anthropological Research Methods for HDSS (Health Demographic Surveillance System) in Kenya,(国際研究集会「学際的フィールドワークの方法をめざした人類学と公衆衛生」,アジア・アフリカ言語文化研究所(ILCAA)国際シンポジウム(東京外国語大学))
  • 2010年6月 リプロダクティブ・ヘルス分野における人類学調査と開発援助について,宮地歌織,平成22年度海外学術調査総括班フォーラム・アフリカ分科会(東京外国語大学)
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