松本 尚之 (Matsumoto Hisashi)

Matsumoto Hisashi 横浜国立大学 大学院都市イノベーション研究院
専門 ナイジェリアのイボ社会をフィールドとして、民族文化と政治や行政の関わりについて調査をしてきました。特に、王や首長といった伝統的権威者たちが今日の国家政治のなかで持つ影響力や役割に関心があります。また、東アジア(特に日本)のアフリカ人コミュニティについても研究も進めています。在日アフリカ人のなかでもナイジェリア人は出身国別人口が第一位であり、そのなかでも多数派を占めているのがイボ人たちです。
主な著書
  • 松本尚之(2016)「グローバル化の中の伝統的権威者:ナイジェリア・イボ社会における国際移民と首長位」,松田素二・平野(野元)美佐編『紛争をおさめる文化-不確実性とブリコラージュの実践』(アフリカ潜在力シリーズ 太田至 総編集 第1巻)京都大学学術出版会。
  • Matsumoto, Hisashi (2015) Living in Japan as ‘Kokujin’: African Migrants and Consumption of Popular Culture in Japan,Proceedings, Crossing and Hybridity in African Societies and Cultures, The Fifth IAS Humanities Korea (HK) International Conference, pp.39-47.
  • 松本尚之(2014)「在日アフリカ人の定住化とトランスナショナルな移動-ナイジェリア出身者の経済活動を通して」『アフリカ研究』85:1-12。
  • 松本尚之(2014)「国際移民と内発的発展-日本に暮らすアフリカ人と発展の場」,北脇秀敏・金子彰・岡崎匡史編『国際開発と内発的発展-フィールドから見たアジアの発展のために』朝倉書店,pp.146-156。
  • Matsumoto, Hisashi (2014) Chieftaincy as an African Potential in Contemporary Nigeria: Reimagining Home among the Igbo Migrants from Southeastern Nigeria, 4th African Forum: Yaoundé “Conflict and Coexistence in Africa” (December 4-5).
  • 松本尚之(2012)「ナイジェリア・イボ社会における移民組織と王制-王位を媒体とした《つながり》の構築と断絶」,高谷紀夫・沼崎一郎編『つながりの文化人類学』東北大学出版会,pp.267-295。
  • 松本尚之(2008)『アフリカの王を生み出す人びと-ポスト植民地時代の「首長位の復活」と非集権制社会』明石書店。
  • 松本尚之(2006)「植民地経験とチーフの土着化-非集権的なイボ社会の権威者をめぐって」『文化人類学』71:368-390。
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